エントリーする_2301

2301

 

 

あなたはよく考え、エントリーすることに決めた。

 

 

動かなければ、この牢屋生活から抜け出すことはできない。

 

 

もしかしたら、命を落とすかもしれない。

 

 

しかし、挑戦するだけの価値はある。

 

 

負けることは許されない。

 

 

看守は大きくうなずき、牢屋から出ていった。

 

 

それから数日間、あなたは牢屋内にて

 

 

静かに、できるだけ余計なことは考えないように過ごした。

 

 

数日たち、あの看守から牢屋の格子越しに封筒を渡された。

 

 

トーナメントの初戦の日時、対戦相手のことが簡単に記載してある。

 

 

あなたのトーナメント初戦は今から1週間後、

 

 

対戦相手は名前を「ラーメス」というそうだ。

 

 

年齢は46歳。決して身軽な年齢ではないはず。勝機はある。

 

 

ここまできたら根拠のない自信を胸に挑むだけである。

 

 

翌日、それとなく看守に相手の「ラーメス」の情報を教えてもらった。

 

 

元公務員で事務員だったそうだ。

 

 

体型も大きく、決して身軽に動けるような人物ではない。

 

 

初戦の相手にしては運がいい。

 

 

だが、初戦に勝利する、ということは

 

 

相手を殺す、ということ。

 

 

気持ちの整理が1週間でつくはずもなく、

 

 

モヤモヤした気持ちは残りつつも

 

 

あなたは決戦の日を迎えることになった。