いよいよトーナメントの初戦が始まってしまった。
今日、あなたの人生は終わるかもしれない。
1つの判断を誤るとそれが死に直結するかもしれない。
もし、今日また、ベッドで眠ることができたとしたら
その時には今から戦う相手、ラーメスという人間はもうこの世にいないということだ。
あなたはいつものボロボロの服のまま、
いつもと違う看守、もっと上の位の看守に引きつれられ
闘技場の入口までやってきた。
入り口の近くには、あなたと看守の2人以外、誰もいない。
入口の門が空けば決闘スタート。
反対側の入り口からはラーメスが入場し、あなたを殺しに向かってくる。
罠にかからないように、一刻も早く銃を手に入れなければならない。
そして銃が手に入ったら
ためらうことなく、相手にとどめをささないといけない。
心臓の音が何もしなくてもわかる。
あなたは生まれてから一番、今、緊張している。
そして、いよいよ、
門が開いた。
目の前に広がったその風景は、
周りは高い何メートルあろうかという高さの壁でおおわれており、
その壁の上からは無数の人間の声がする。盛り上がっている。
だがそんなものにはかまっていられない。
看守から以前に聞いていた通り、大きな壁が闘技場内のいたるところに立っている。
全部で30枚といっていたか。
この壁に隠れながら相手を倒さないといけない。
一刻も早く銃をみつけなければ。
まず身を隠すことができる壁が前方の、左、真ん中、右、方向に3枚ある。
トーナメント最初の選択だ。
あなたはどの壁まで進む?